ロジスティクス事業部
ロジスティクス事業部では、「現場力」「改善力」「提案力」という3つの力を育み、お客様にご提供しています。まず「現場力」とは、常に最前線で介在価値を発揮する力のこと。衣食住に関わる業種業態での物流管理経験を持った人材が、お客様の物流管理システムを利用・運営。災害などリスク発生時にはお客様のBCP(事業継続計画)実現に向け、弊社応援体制により協力させて頂きます。次に「改善力」とは、お客様以上にお客様のことを考え続ける力のこと。 15年以上継続している社内改善発表会や22拠点で年間2200件の改善提案の実績をベースに、お客様の掲げるKPI(重要業績指標)達成に向け、安全・品質の向上やムラ・ムダ排除した現場オペレーションの効率改善をさせて頂きます。そして「提案力」とはお客様が抱える顕在化・潜在化課題の解決に向けてご提案を行うこと。管理させていただく部門の部分最適はもちろん、前後工程も含めた全体最適での改善提案をさせて頂きます。
そもそも商売とは、人と人との関係性の中で育んでいくもの。物流管理を担う事業といえどもモノをシステマチックに管理することだけが私たちのサービスではないと考えています。
工場・倉庫内での作業は、挨拶・声掛けなどのコミュニケーションを徹底していますし、突発的なご依頼にも全力で取り組んでいます。自社システムを用いた業務請負においては自信を持ってご提案していますが、不合理で一方的なご提案を一切いたしません。荷主様の既存システムをうまく活かしながら、最善の選択は何であるかを考えた上でサービス提供を行っています。
物流現場におけるバトンパス(前工程から後工程への商品及び製品の受け渡し)は、ムリ・ムラ・ムダが発生しやすく、特に現場作業者の悩みのタネです。あるクライアントは、異なる5種類の類似商品が整合性なく混入される入荷不備にお悩みでした。そこで私たちは、現場で働く作業者の生の声を集めるところから始め、ワークサンプリングで定量的に現状把握を行い、時間帯別・曜日別・商品別・エリア別など、細やかに原因を分析し、対策立案、成果の検証につなげる取り組みを実施。100件/月ペースで起こっていた入荷不備が、翌月以降2~3件/月ペースにまで改善されました。3現主義(現地・現物・現実)の考えで、付加価値を提供していくことが、クライアントと信頼関係を育む上での、私たちの武器なのです。
当事業部では1〜2年後の業務拡大に備えて、管理社員の確保および次期所長候補の育成に力を入れている最中。クライアントの要望に対して、迅速かつ高い品質でのサービス提供ができうる組織体制へと進化を遂げています。またグループ全体では、3年後、物流コンサルティング事業部の設立も予定しています。この部門内で活躍できうる人材を、ロジスティクス事業部発で排出していきたい。現場力・改善力・提案力を強みとしている当事業部だからこそ、未来を見据えた教育体制を築いていきたいと考えています。